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【おうち英語】リーディング教材の第一歩はSight Word Readers!

語学

 

こんにちは。小2、年長、年少の娘たちにおうち英語を実践中のelly(@ellyeblog)です。

大学で言語学を専攻し、翻訳の仕事をしています。「子どもの言語習得」にとても興味があります。

 

娘たちが0歳のときから、DWEなどの英語のDVDやCDのかけ流し、英語絵本の読み聞かせをしてきましたが、『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』という本を読んで、やはり語学の定着にはリーディングが大事ということに気づき、よいリーディング教材がないかいろいろ調べたことがあります。

 

 

日本語(母語)でも、小学生になると国語の音読の宿題が毎日出ることから、音読・リーディングが言語の習得や上達には重要であることが分かりますよね。

DWEの絵本を読んでもいいのですが、もっと暗唱しやすい簡単なものはないかと探して我が家が取り入れたのが、Sight Word Readers(サイトワードリーダーズ)です。口コミが良かったということもありますが、私が選んだ理由は4つ。

    • ネイティブの子どもも最初に取り組んでいる!
    • 実用的な(使用頻度の高い)単語が身につく!
    • 音源(CD)が付いている!
    • 値段や大きさが手頃!

 

子どもに外国語を教えるとき、簡単なあいさつやモノの名前ばかり覚えても意味がない気がするし、文法は説明してもまだ理解してもらえない(そもそも母語は文法を意識せず覚えるもの)など、どういう順序で教えたらいいのか迷いがちです。

でもサイトワードはネイティブの子どもも最初に覚える単語なので、とりあえずサイトワードを含む短文を丸々覚えておくことは意味がある!と思ったのです。

以下に、詳しく説明していきます。

サイトワードとは?

ネイティブの子どもたちが、フォニックスで英語の音のルールを覚えたあとに取り組むのがサイトワード(sight word)と呼ばれる単語の暗記。

sight=視覚、word=単語

日常会話でよく使う基本単語なのですが、フォニックスの発音のルールに当てはまらないものが多いため、視覚から音を丸暗記するしかない単語、パッと見ただけですぐに読めて意味が分かる重要な単語、それがサイトワードです。

英語圏では、Dolch Word List(ドルチワードリスト)とFry Word List(フライワードリスト)が有名。どちらを使うかは学校によってまちまちとのこと。

Dolch Word List(ドルチワードリスト)

1930~40年代にエドワード・ドルチ博士がまとめた元祖のリスト。

名詞を除外した220単語で構成。

幼稚園~小学校3年生で覚えることが推奨されている。

すべて覚えると一般的な英語の文書の50%が読めるようになる。

おすすめリストPDF>> Dolch Word List
パワーポイントもあるサイト>> Mrs. Perkins’ Dolch Words

Fry Word List(フライサイトワード)

1950年代にエドワード・フライ博士がまとめた拡張版リスト。

名詞を含む1000単語で構成。

小学校3年生~中学3年生向けの単語も追加。

すべて覚えると一般的な英語の文書の90%が読めるようになる。

おすすめリストPDF>> Fry Word List

 

ネイティブの子どもも最初に学ぶのなら、日本人の子どもが学ぶのも自然ですね。

 

サイトワードを学ぶメリットとは?

ひらがなを覚えるのと同じで、サイトワードを丸暗記してしまえば、知っている単語が増え、英語を読むのがどんどん楽になります。

楽になると、子どもが自分から学べるようになるので、これが最大のメリットだと言えます。

サイトワードを知っているか知らないかで、その後の子どもの英語力の伸びが大きく変わることは容易に想像できますよね。

 

サイトワードが学べる教材Sithg Word Readersとは?

Sight Word Readers のセット内容

ここで我が家が取り入れたのが、冒頭で紹介したSight Word Readersです。『ハリーポッター』シリーズを発行しているアメリカの出版社、スカラスティック社が出しています。

私が購入した2017年当時は、CD付きで3.980円(税込)でしたが、今では少し値上がりしているようです(※2022年5月現在、楽天市場とAmazonで4,290円でした)。

でもこれだけの値段で、以下のものが付いてきます。

  • 絵本25冊(各8ページ)
  • CD1枚(3パターンの朗読が収録)
  • ワークブック1冊
  • 日本語ガイド

 

1冊の大きさは14cm×14cmとコンパクト。そして朗読は以下の3パターンがあります。

  1. 効果音とページめくりのタイミング音が入った子どもの朗読
  2. ページめくりのタイミング音のみが入った男性の朗読
  3. BGM付きの女性の朗読

①は効果音のおかげで子どもが内容をイメージしやすく、③はかけ流しにピッタリです。

ワークブックはシンプルですがとても良いので、コピーして使っています。

CD付きとCDなしのものが売られていますが、我が家ではネイティブの発音に慣れさせたいのでCD付きを買いました。

さらに子どもが一人で使えるように、CDの音声をG-Talk(音声ペン)に入れました。

音声サンプルはこちら↓

Sight Word ReadersをG-Talkに入れてみた

 

 

もともとG-Talkとセットのものも売られています。

 

 

Sight Word Readers で学べるワード

このセットでは、サイトワード50単語が網羅されています。そしてサイトワードだけでなく、簡単な文や、単数形と複数形の区別なども一緒に自然に学べるのがとてもいいです。

 

まずはインプットで音と文字に慣れさせて、徐々にアウトプットできる単語、文章を増やしていくやり方で取り組んでいます。

普段のインプットは、この本だけでなくアプリやYouTube動画なども活用し、子どもがどれだけ覚えたかの確認としてこの本を読ませる方法もあります。

 

サイトワードがおすすめのまとめ

いかがでしたか。今回紹介したSight Word Readersは、非常にコスパと効率良く「おうち英語」が始められる教材だと思います。

対象年齢が0~7歳で、カバーしている単語も50語と少ないので、これを覚えたら少しずつ次のレベルのサイトワード教材、リーディング教材にステップアップしていくことで、子どもの英語力がネイティブと同じプロセスで自然にレベルアップしていくと思います。

少しでも「おうち英語」の参考になれば幸いです。

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