こんにちは、三姉妹に「おうち英語」を実践中のelly (@ellyeblog) です。

大学で言語学を専攻し、映像翻訳の仕事をしています。自分が語学で苦労した分、「子どもの言語習得」にとても興味があります。
子どもが生まれたら、0歳からでも少しずつ英語に触れさせようと思っていた私。
両親が日本人なのに「0歳から英語」と言うと、
「日本語がおろそかになるから、まずは母語が大事では?」
「子どもが混乱するのでは?」
といった声がつきものですが、私は個人的に「乳幼児期から外国語に触れないのはもったいない」と考えています。
その理由は、
- 言語学の授業や様々な本を通して、外国語の音を聞き分けられるようになる「耳の黄金期(0歳~7歳頃)」があることを知ったから。
- 以前アメリカに滞在していた時、国際結婚した夫婦の幼い子どもが2~3か国語を自由に操っている姿を見て、「子どもが混乱することはない」と感じたから。
今回はそんな我が家が0歳から最も活用してきた「ディズニー英語システム(DWE)」の教材について、感想や実際にどんな効果があったか振り返ってみます。

それぞれ2学年差の三姉妹が、0~5歳頃の記録になります。
まずはDWEの無料サンプルを活用
いざ「おうち英語」をするとなっても、最初からDWEの購入を考えていたわけではありませんでした。
広告で見て存在は知っていましたが、やはり値段が高い!
「娘たちに完璧なバイリンガルになって欲しい!」というわけではなく、「英語に苦手意識を持って欲しくない」、「いつか外国語を身につけたいと思った時に、少しでも楽ができるような土台(特に「リスニング力」)を作っておいてあげたい」
というのが私の想いだったので、長女が生後6ヵ月ぐらいのときから、まずはDWEをはじめとする英語教材の無料サンプルのDVDやCDを観たり聴いたり、英語絵本を読み聞かせたりして、なるべくお金はかけずに取り組んでいました。

DWEのサンプルDVDを長女は夢中で見ていました。
「わくわく無料体験」からの中古購入
DWEのサンプル目当てで資料請求をしたとき、予想通りすぐにアドバイザーさんから電話があり、「わくわく無料体験」のお誘いがありました。
最初は断ったものの、数週間後、一度自宅に来ていただきました。
その理由は、サンプルDVDの中の広告映像に、私が心を動かされたからです。
「わくわく無料体験」のとき、長女は人見知りが始まりかけていましたが、約2時間の間、教材を試しながらかなり興味を示していました。
親目線でもアドバイザーさんの話や教材は魅力的でしたが、やはりフルセットで80万円と高額!DWEは、10年分の教材を最初に一気に購入するイメージなんですね。
仮に10年間、英語教室に通ったりすることを考えれば、そして本当にDWEで英語が身につけば決して高すぎるわけではないのですが、一気にそろえても先のことは分からないので不安…。
結局このときは契約しなかったものの、完全には諦めきれず、一部の教材を正規または中古で購入することも検討しながら、しばらくは毎日サンプルDVDを見せて過ごしました。
ちなみにDWEとよく比較されるベネッセの Worldwide Kids (WKE)がありますが、こちらも同時期に無料サンプルを取り寄せました。WKEの方が値段が安く、教材もおしゃれで大人好みな感じ。長女もDVDは気に入ったようでよく見ていましたが、歌が何となく洋楽を聴いているようで、DWEほど英語が身につかない気がしました。
「仮にやるとするなら文法到達点の高いDWE」というのがこの時の私の結論で、WKEのサンプルは、気分転換やBGMとして時々かけ流していました。
長女0歳8ヵ月、プレイアロングを中古購入
DWEのサンプルDVD(※2015年当時)は、子どもが見る歌の部分は最初の10分程度で、残りは親向けの宣伝です(内容は本当によくできてます)。
かけ流すのに、さすがに毎日この10分の繰り返しでは物足りないと感じ、DWEの最初の教材に当たる「プレイアロング」だけは、すぐにでも欲しくなりました。
プレイアロングはディズニーキャラクターは登場せず、親子でオモチャで遊びながら楽しむ0〜3歳児向けの教材で、いろんな方のブログを読むと、付属のオモチャはやはりあった方が子どもの食い付きが良いとのことでした。
子どもが使う物なので、なるべく状態の良い中古品を探し、新品同様のセットを購入したのが、長女がちょうど8ヵ月になる時です(ヤフオクで4万円)。
それからはプレイアロングのDVD3枚を、1日1〜2時間はかけ流していました。長女はサンプルDVDで聴き慣れていた歌には反応していたので、それまでの2ヵ月間のかけ流しでちゃんとインプットができていたことが実感でき、励みになったことを覚えています。
1歳になる頃には、Shake your hands.や Clap your hands.、Open your hands and close them. などの部分を真似するようになり、英語を楽しく体で覚えている様子でした。
その後、長女も次女も、プレイアロングに飽きてしまう時期がありましたが、2歳頃にまた不思議とブームが到来。おそらく映像に出てくるのと同じオモチャが家にあるのが嬉しかったようです。

やはり他の方が言うように、中古でもプレイアロングの付属のオモチャはあった方がいいかも。
長女0歳9ヵ月、シングアロングの一部を中古購入
プレイアロングに加え「シングアロング」までは早いうちにやらせておきたいと当初から思っていましたが、130曲の映像付きの最新版DVDは中古品でも高額でした。
とりあえず歌にだけは慣らそうと、DVDは諦めてCD&絵本のセットを中古で購入したのが、長女9ヵ月の時です(ヤフオクで9千円)。
このCD1〜4巻を、プレイアロングの合間にかけ流しました。
1巻は割と簡単な歌ですが、3、4巻は結構大人でも歌うのが難しく、私も絵本を見ながら一緒に頑張って歌ってみたり。先ほども書いたように、DWEの優れている点は、高校英語レベルの文法が歌詞にしっかりと組み込まれていること。
これだけの良質の英語を歌で頭に入れておけば、将来、英語の授業の内容がスムーズに入ってくるだろうし、「あの歌詞はこういう構造だったのか!」と、感動と共に英語が定着していくことが想像できます。

そんな親の期待とは裏腹に、次第に「アンパンマンが見たい」などの好みや主張が出始め、かけ流しが停滞した時期もありましたが、そんなときは無理強いはせず、まだ主張のない下の子に活用しました。
長女4歳半、ストレートプレイを中古購入
シングアロングを購入してから4年近く経った2019年、追加で購入したのが「ストレートプレイ」のDVDです(ヤフオクで4万円弱。2017年購入の新品同様の中古品)。
約4年間、プレイアロングとシングアロングの一部を使ってきて、なぜストレートプレイを追加購入したのか。その理由は3つあります。
理由1:DVDがプレイアロングだけでは飽きてきた
プレイアロングは子どもが0~2歳くらいの時にかけ流すDVDとしてはちょうど良いですが、さすがにこれだけでは子どもも親も飽きてくるし、英語のレベルも将来的にはこれだけでは不十分です。
理由2:シングアロング(CD&絵本)を活用しきれない
親の責任もありますが、うちの娘たちはあまりシングアロングの絵本には興味を持たず、CD4枚を休日、家で遊んでいる時間にかけ流すだけでした。ABCソングくらいなら口ずさんでくれることもありましたが、CDのかけ流しだけではどれだけインプットできているか実感がなく、娘たちを見ても成長を感じませんでした。
理由3:シングアロングと連動している「映像」が欲しい
これが最大の理由です。聴き慣れた曲の「映像」があれば、もっと興味を示してくれるかなと思ったことと、それによってCDのかけ流しにもより相乗効果が生まれると思ったからです。
その予感は的中し、ストレートプレイを購入したら長女も次女も「ミッキー観る!」と自ら言うようになり、今までのかけ流しで蓄積されていたABCソング以外の歌もどんどん歌うようになりました。
「ストレートプレイ」のいいところ
「シングアロングのDVD」か「ストレートプレイのDVD」のどちらを購入するかは最後まで悩み、いろんな方のブログを読みました。そして多くの方がおすすめしていたのが、「どちらか一方を選ぶならストレートプレイ」でした。我が家のように、シングアロングのCDをすでに持っていたならなおさらだと思います。
「歌」は英語に馴染むという点では効果的ですが、「お話・語りかけ」の方が英語が頭に入ってくる気がするので、そのバランスを考えてストレートプレイを選びました。

やはりストレートプレイは「音楽」と「会話」のバランスが良いです。
そのおかげで子どもが飽きにくいように感じます(1巻1巻が長いので、さすがに途中で集中力は途切れますが)。
シングアロングのDVDに比べると歌自体は少ないですが、メインとも言える私のお気に入りの曲が結構入っているのが嬉しいです。
ストレートプレイを購入してから、不思議とプレイアロングの曲まで娘たちだけで歌うようになり、思わぬ相乗効果がありました。特に長女はずっと「英語を発する」ことにためらいがあったのですが、長女4歳、次女2歳でようやく「英語のアウトプット」に成長が見られました。
▼ストレートプレイのメニュー画面はこんな感じ。
このストレートプレイDVD12巻と、シングアロングCD4巻、そして時々プレイアロングDVD3巻、というのが、しばらく我が家の「おうち英語」の基本スタイルになりました。
DWEを使ってきた効果
我が家はDWEの正規会員ではなく、一部の教材を使っただけなので、DWEのサービスが本来持つ効果を十分に得られたわけではないと思いますが、長年のかけ流しで、目標だった「英語耳」は確実に育ったと思います。
というのもその後、英検ジュニアや英検の勉強にそれぞれ取り組み始めたとき、長女も次女も三女(当時5歳)も、リスニング問題はかなり正解できていました。
また遅れを取っていたリーディングの取り組みを始めたときも、娘たちの英語の発音の良さに驚きました
▼長女が小4で英検5級に合格した記事がこちら▼
▼リーディング記録の記事がこちら(準備中)▼

反省点として、DWEの絵本をもっと活用して、リーディングやライティングにも早くから力を入れてこれば良かったなと思います。
おわりに
DWEのサンプルプレゼントに惹かれてスタートし、結果的にこれだけの教材を購入するに至った我が家。
単にDWEの宣伝に踊らされたわけではなく、自分なりに「この教材は優れている」と確信しながらそろえていった結果です。
ワールド・ファミリーやDWEが誕生した40年前とは時代も変わり、今はYouTubeなどで探せば英語の教材になるものはいくらでもありますが、DWEほど「楽しく子どもに文法が定着する教材」はなかなかないと思います(探せばあるのでしょうが、子どもの成長速度を考えると、探している時間がもったいない!)。
とにかく最低これだけやっておけば安心できる、そう思いながらやってきた結果が、我が家のDWE環境です。

2019年にDWEがリニューアルされて、さらに魅力的になりましたよね。今だったら飛びついてしまったかも(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。似たような状況の方の参考になれば幸いです。
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