こんにちは。三姉妹におうち英語を実践中のelly (@ellyeblog) です。

大学で言語学を専攻し、映像翻訳の仕事をしています。自分が語学で苦労した分、「子どもの言語習得」にとても興味があります。
娘たちが0歳の頃から、日本語の絵本と同じように、英語の絵本の読み聞かせをしてきました。
きっかけは、長女が0歳8か月のときに、コスモピア社の「チャレンジ!音のある英語絵本100」というプロジェクトに参加したこと。
※残念ながらこのプロジェクトは2018年に終了してしまいましたが、コスモピア社の公式サイトではいろいろな英語絵本の情報を得たり、実際に購入したりできます。
今回は、これまでに200冊近くの英語絵本を読んできた私なりのおすすめ絵本をご紹介します。
私も娘たちも特にお気に入りの、赤ちゃんから幼児(0~1歳)向けの絵本です。CD付きのものや、YouTubeに良い動画がある絵本もあるので、ぜひ探してみて下さい。
はじめに
英語絵本のメリット
「子どもに英語を触れさせたい」と思ったときに、手軽に始められる方法の1つが英語絵本の読み聞かせです。
親が日本語(母語)の絵本を読むのと同じように外国語の絵本を読み聞かせれば、子どもは母語と外国語の区別なく、自然に外国語に馴染んでいくことができます。
幼少期は「勉強」としてではなく、楽しく言葉をインプットすることがとても大切だと言われているので、我が家でも英語絵本の読み聞かせは積極的にやってきました。
親が読むこともあれば、CDやYouTubeなどでネイティブの音源を探して、英語のリズムを楽しみました。
我が家のきっかけ「英語絵本100冊プロジェクト」
冒頭でも書いたとおり、語学系の出版社であるコスモピア社が開催していた「チャレンジ!音のある英語絵本100」に参加したことが英語絵本を読む良い習慣付けになりました。
誰でも無料で参加できるプロジェクトで、「プレコース(0歳~3歳)」と「100冊コース(0歳~小6)」があり、申し込むと「英語の絵本記録ノート」と「英語絵本カタログ」が送られてきます。
▼見てるだけでも楽しい英語絵本カタログ。
「プレコース」は音付き英語絵本20冊を計100回、「100冊コース」は文字どおり100冊を読み終えると、認定証とプレゼント本がもらえるので、当時はそれがモチベーションになっていました。
長女は0歳11か月でプレコース、1歳10か月で100冊コースを終了。次女は0歳8か月でプレコースを終了し、こちらの3冊のプレゼント本をいただきました。
我が家の工夫としては、絵本の表紙を小さくシール状に印刷して、読み終わるごとに台紙に貼り、娘と一緒に達成感を味わっていました。

今では読んだことを忘れてしまった絵本も多いですが、この台紙を時々眺めては「またこれ読みたい!」と言ってきます。
以下、この中からのオススメ英語絵本の紹介です!
タイトルの横の数字は単語数なので、レベル選びの参考にして下さい。
0~1歳向けのオススメ10冊
0~1歳の時期は、日本語の絵本と同様、絵がカラフルで文字が少なく、繰り返しが多いものがオススメです。
Color Zoo(18 words)
カラフルな型抜き絵本で、見るだけでも楽しめるので赤ちゃんにもピッタリ。いろいろな動物と形の単語が楽しく覚えられます。
Freight Train(55 words)
日本語版:『はしれ!かもつたちのぎょうれつ』
カラフルな貨物列車を走らせ、色を楽しみながら単語が覚えられます。1979年コルデコット賞銀メダル受賞作。
Ten, Nine, Eight(69 words)
10から1までお父さんが娘にカウントダウンしていく内容で、数字に興味を持ち始める1歳児くらいからオススメのやさしい絵本。寝る前に読んであげるのにもピッタリです。
Whose Baby Am I?(88 words)
かわいい動物の親子が次々に出てきて、動物の名前が覚えられます。同じ動物でも親と子どもでは呼び名が違ったりして、大人も勉強になります。
Go Away, Big Green Monster!(91 words)
日本語版:『きえちゃえ でっかいみどりのモンスター』
ページをめくるごとにユニークなモンスターの顔が出来上がっていく仕掛け絵本で子どもの目を引きます。日本語版もありますが、英語の方がリズムが良くてオススメ。”Go away!”のフレーズを言いたくなってしまいます。
Nighty Night, Little Green Monster(92 words)
上で紹介した『Go Away, Big Green Monster!』の緑色のモンスターの子どもが登場。こちらもページをめくるとかわいいモンスターの顔が現れていきます。
Dear Zoo(115 words)
ペットが欲しくて動物園に手紙を書いた子どものもとに次々に荷物が届いて…。各ページにフラップがある仕掛け絵本なので、子どもは喜んでめくります。動物の名前も覚えられます。
Hooray for Fish!(116 words)
日本語版:『それゆけ!さかなくん!』
YouTubeにとても楽しい動画があり、娘たちは大好きでした。いろいろな模様や姿の魚たちが登場します。
Goodnight Moon(132 words)
日本語版:『おやすみなさい おつきさま』
日本語版より英語版でぜひ読んでほしい絵本です。韻を踏んでいて、聴いていて心地よいです。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?(196 words)
日本語版:『くまさん くまさん なにみてるの?』
エリック・カールさんの絵は0歳児でも目を引くようで、特にこの本は単語がやさしめなのがいいです。娘たちは色の単語を最初にこの本で覚えました。
番外編
ふくだとしおさんの絵本の英語版
ふくだとしおさんの絵本も英語版がたくさん出版されていて、『うしろにいるのだあれ(Who’s Behind Me?)』など、内容も英語もシンプルなので、0歳からオススメです。
CDのBGMも良いものが多く、うちの娘たちは喜んで見てくれました。
子どもが英語絵本に興味を示さないときの工夫
親が頑張って読み聞かせても、子どもが英語の絵本に興味を示さないこともあると思います。
我が家の場合も、決して読み聞かせが順調だったわけではなく、いきなり英語の絵本を読んでも最初は興味を示さないことがありました。
そんなとき、なるべく親が楽しそうに読んだり、分かりやすく日本語で簡単な解説を挟んだりしてあげると、その本に興味を持ってくれることが多々ありました。
ぜひあきらめずに、英語絵本を生活に取り入れてみて下さい。
おわりに
今回紹介した絵本の対象年齢は決まったものではなく、語数や内容から私が勝手に判断したものですので、あくまでも参考程度にしていただき、お子さんの興味に合うもので、その時期に応じた読み方を試してみて下さい。
できればCDで音声を聞かせてあげたいですが、我が家はYouTubeもかなり活用しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんが良い絵本に出会えますように。