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【英語絵本】歌付きで楽しめる、0歳~5歳にオススメの40選

語学

 

こんにちは、フリーランス映像翻訳者のelly (@ellyeblog)です。

我が家では娘たちが0歳の頃から、日本語の絵本と同じように、英語の絵本も自然に読み聞かせをしてきました。きっかけは、長女(現在5歳)が08か月のときに、コスモピア社のチャレンジ!音のある英語絵本100というプロジェクトに参加したことです(※残念ながらこのプロジェクトは2018年に終了してしまいましたが、コスモピア社の公式サイトではいろいろな英語絵本の情報を得たり、実際に購入することができます)。

今回は、これまでに200冊近くの英語絵本を読んできた私なりのおすすめ絵本40冊をご紹介したいと思います。

私も娘たちも特にお気に入りの、赤ちゃんから幼児向けの絵本です。多くはCD付きで、YouTubeにも良い動画があったりするので、ぜひ探してみて下さい。

 

はじめに

 

英語絵本のメリット

「子どもに英語を触れさせたい」、と思ったときに、手軽に始められる方法の1つが英語絵本の読み聞かせです。親が日本語(母国語)の絵本を読むのと同じように外国語の絵本を読み聞かせれば、子どもは母国語と外国語の区別なく、自然に外国語に馴染んでいくことができます。幼少期は「勉強」ではなく、楽しくインプットすることがとても大切だと言われているので、我が家でも英語絵本の読み聞かせは積極的にやってきました。親が読むこともあれば、CDYouTubeなどでネイティブの音源を探して、英語のリズムを楽しみました。

 

我が家のきっかけ「英語絵本100冊プロジェクト」

冒頭でも書いたとおり、語学系の出版社であるコスモピア社が開催していた「チャレンジ!音のある英語絵本100」に参加したことが英語絵本を読む良い習慣付けになりました。「プレコース(0歳~3歳)」と「100冊コース(0歳~小6)」があり、誰でも無料で参加できるプロジェクトでした。申し込むと「英語の絵本記録ノート」と「英語絵本カタログ」が送られてきて、見ているだけでも楽しいカタログを参考に、いろんな英語絵本を図書館で探し、CDが付いていないものはYouTubeで音源を探したりしていました(コスモピア社のサイトからCD付きですべて購入できますが、我が家は節約のため図書館を利用しました)。

「プレコース」は音付き英語絵本20冊を計100回、「100冊コース」は文字どおり100冊を読み終えると、認定証とプレゼント本がもらえるので、当時はそれがモチベーションになっていました。長女は011か月でプレコース、110か月で100冊コースを終了。次女は08か月でプレコースを終了し、こちらの3冊のプレゼント本をいただきました。

我が家の工夫としては、絵本の表紙を小さくシール状に印刷して、読み終わるごとに台紙に貼り、娘と一緒に達成感を味わっていました。今では読んだことを忘れてしまった絵本も多いですが、この台紙を時々眺めては「またこれ読みたい!」と言ってきます。

前置きが長くなりましたが、以下でおすすめの英語絵本40冊をご紹介します。

 

0~1歳向けのオススメ10冊

01歳の時期は、日本語の絵本と同様、絵がカラフルで文字が少なく、繰り返しが多いものがオススメです。

※表紙をクリックすると、購入サイトに行けます。

Color Zoo
【語数 18】
カラフルな型抜き絵本で、見るだけでも楽しめるので赤ちゃんにもピッタリ。いろいろな動物と形の単語が楽しく覚えられます。
Freight Train
【語数 55】
はしれ!かもつたちのぎょうれつ

カラフルな貨物列車を走らせ、色を楽しみながら単語が覚えられます。1979年コルデコット賞銀メダル受賞作。
Ten, Nine, Eight
【語数 69】
10から1までお父さんが娘にカウントダウンしていく内容で、数字に興味を持ち始める1歳児くらいからオススメのやさしい絵本。寝る前に読んであげるのにもピッタリです。
Whose Baby Am I?
【語数 88】
かわいい動物の親子が次々に出てきて、動物の名前が覚えられます。同じ動物でも親と子どもでは呼び名が違ったりして、大人も勉強になります。
Go Away, Big  Green Monster!
【語数 91】
(きえちゃえ でっかいみどりのモンスター)
ページをめくるごとにユニークなモンスターの顔が出来上がっていく仕掛け絵本で子どもの目を引きます。日本語版もありますが、英語の方がリズムが良くてオススメ。”Go away!”のフレーズを言いたくなってしまいます。
Nighty Night, Little Green Monster
【語数 92】
上▲の緑色のモンスターの子どもが登場。こちらもページをめくるとかわいいモンスターの顔が現れていきます。
Dear Zoo
【語数 115】
ペットが欲しくて動物園に手紙を書いた子どものもとに次々に荷物が届いて…。各ページにフラップがある仕掛け絵本なので、子どもは喜んでめくります。動物の名前も覚えられます。
Hooray for Fish!
【語数 116】
それゆけ!さかなくん!

YouTubeにとても楽しい動画があり、娘たちは大好きでした。いろいろな模様や姿の魚たちが登場します。
Goodnight Moon
【語数 132】
(おやすみなさい おつきさま)
日本語版より英語版でぜひ読んでほしい絵本です。韻を踏んでいて、聴いていて心地よいです。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
【語数 196】
くまさん くまさん なにみてるの?
エリック・カールさんの絵は0歳児でも目を引くようで、特にこの本は単語がやさしめなのがいいです。娘たちは色の単語を最初にこの本で覚えました。

 

2~3歳向けのオススメ20冊

23歳になると、語数をもう少し増やし、数や色や曜日や動物などの基本単語がより身につく内容の絵本を選びました。

Alphabatics
【語数 78】
アルファベットが変化して1つの単語を表す絵に変身。YouTubeに5歳の女の子が読んでいる動画があり、かわいくて娘はすごく気に入っていました。この絵本(動画)がフォニックスを知るきっかけになりました。
How Do You Feel?
【語数 79】
「今どんな気分?」とサルくんと一緒に15種類の感情表現が学べます。
Today Is Monday
【語数 83】
月ようびはなにたべる?

アメリカの有名なわらべ唄で、音楽に合わせて曜日を口ずさみたくなります。曜日ごとに月曜日から繰り返し、だんだん文が長くなるのが大変ですが、記憶力も鍛えられます。
Ten Fat Sausages
【語数 89】
ホットドック屋さんで、10本あったソーセージが2本ずつ減っていくお話で、算数の勉強にもなります。
Jasper’s Beanstalk
【語数 92】
月曜日に豆を拾ったネコのジャスパーが、火曜日にそれを植えて、水曜日には水をやり…というお話。曜日の勉強になります。
The Carrot Seed
【語数 101】
(ぼくのにんじん)

1945年に出版された名作。男の子がニンジンの種を蒔いて、みんなに「生えてこないよ」と言われても、黙々と世話をするお話。
The Chick and the Duckling
【語数 111】
ひよことあひるのこ

アヒルのやることを、”Me too!”と言って何でも真似するヒヨコ。でも泳ぎは真似できなかったようで…。最後のオチは子どもには解説しないと分からないかも。娘たちは”Me too!”の部分をよく真似していました。
Titch
【語数 123】
(ティッチ)

3人兄弟の末っ子のティッチは、お兄ちゃんとお姉ちゃんのやることになかなか追いつかない。でも最後はティッチの植えた種が芽を出して…。末っ子の奮闘ぶりに心が温まる作品です。
Mary Wore Her Red Dress
【語数 163】
リスのメアリーが赤いドレスを着て、クマのお誕生日パーティに出掛けます。ページをめくるごとに友達が現れて1色ずつ色が増えていき、最後はカラフルなパーティに。
Where is the Green Sheep?
【語数 170】
全部で24匹の個性豊かな羊が次々と登場し、形容詞が覚えられます。YouTubeに歌があったので繰り返し見ているうちに長女は覚えてしまい、我が家では思い出深い絵本です。
What’s the Time, Mr Wolf?
【語数 175】
「オオカミさん、いま何時?」と繰り返しながら、朝7時から夕方6時までオオカミさんの1日を追っていく絵本。時計の見方や時間の言い方が学べます。
The Wheels on the Bus
【語数 189】
誰もが聞いたことのある童謡をもとにした絵本。タイヤが「クルクル」、ワイパーが「シュッシュッ」など、擬態語の響きが楽しめます。
Five Little Monkeys Sitting in a Tree
【語数 201】
シリーズ本でたくさん出ています。5匹の子ザルがピクニックに行ってワニをからかったら、1匹ずつ姿が見えなくなっていき…。うちの娘たちは5匹のサルを数える部分がお気に入りでした。
Five Little Monkeys Jumping on the Bed
【語数 206】
5匹の子ザルが今度はベッドの上で飛び跳ねて大騒ぎ。1匹ずつ落ちてケガをしてしまい、何度もお医者さんに電話をかける様子がおもしろい。
From Head to Toe
【語数 207】
(できるかな?―あたまからつまさきまで)
 
もともと日本語でも馴染みのあった絵本で、娘たちが大好きな作品。12種類の動物が得意のポーズを披露してくれるので、それを真似して楽しめます。動物や動作の英語が勉強になります。
One Lighthouse, One Moon
【語数 210】
色、曜日、月、1〜10までの数字が各章のテーマになっていて、この1冊で様々な基本単語が学べます。長女はYouTubeにお気に入りの動画があって、この絵本が大好きでした。
Bark, George
【語数 227】
子犬のジョージが吠え方を練習する、ユーモアたっぷりの絵本。まだ幼児には理解できないかもしれませんが、我が家で繰り返し読んだお気に入りの1冊です。
I Am the Music Man
【語数 283】
音楽家たちが住むにぎやかなアパートを舞台に、ピアノ、サキソフォン、大太鼓、木琴、バイオリン、トロンボーンと、楽器の語感が楽しめます。
Old Macdonald Had a Farm
【語数 408】
「イーアイイーアイオー」の歌でもおなじみのお話。どんどん増えていく動物たちの鳴き声を真似するのが大変かつ楽しいです。
Chicka Chicka Boom Boom
【語数 438】
数々の賞を受賞した名作。AからZのアルファベットたちが次々にココナツの木に登っていき、大混乱していく様子とリズミカルな歌が楽しめます。

 

4~5歳向けのオススメ10冊

45歳になると、メッセージ性のあるものなど、より深い内容の絵本を英語でも味わえるようになるのが理想です。

Water
【語数 74】
水について学べる絵本。雨、氷、雪になったり、花を潤したり、時には洪水を起こしたり。カラフルな水の絵もとても魅力です。
Each Peach Pear Plum
【語数 113】
ケイト・グリーナウェイ賞受賞作。韻を踏んだ英文と、細かく描き込まれたイラストを子どもと一緒に味わいたい作品です。
Whoever You Are
【語数 191】
人種が違っても、みんな感じることは同じなんだというメッセージが込められています。いろんな人種がいることを教えるというよりも、小さい頃からそれが当たり前だと思ってくれるようになるといいなと思って読み聞かせました。
10 Things I Can Do to Help My World
【語数 220】
地球を守るためにできる簡単なことを10個教えてくれる仕掛け絵本。できることから子どもと実践して、地球環境の大切さが分かる子に育って欲しいです。
Where’s My Teddy?
【語数 221】
まーくんとくま)
落としたテディベアを探しに森の中へ行ったエディは特大サイズのテディベアを発見。すると巨大なクマが泣きながら出てきて…。クマのあまりの巨大さにはびっくりです
Pete’s a Pizza
【語数 232】
(ピッツァぼうや)
雨の日に退屈している男の子をお父さんがピザに見立てて遊ぶほのぼのした内容。YouTubeにいい動画があります。こんな風に親子で遊んだら楽しいかもとヒントになります。
Owl Babies
【語数 326】
3羽のフクロウの赤ちゃんが目を覚ますと、お母さんの姿がなく、心配でたまらないフクロウたち。YouTubeのアニメーションがよくできていたので、約10分と長い割に、長女は最後まで見入っていました。
Guess How Much I Love You
【語数 374】
(どんなにきみ
がすきだかあててごらん)
名作『どんなにきみがすきだかあててごらん』の原作。チビウサギとデカウサギの2匹のウサギがお互いをどれだけ好きか言い合いっこする、心温まるお話です。
A Taste of the Moon
(お月さまってどんなあじ?)
日本語版も有名です。動物がたくさん出てきます。著者のミヒャエル・グレイニェク(マイケル・グレイニエツ)さんはポーランド出身で、2001年から東京で創作活動をしているそうです。図書館で彼の他の絵本を検索すると、25冊くらいあるようなので楽しみが増えました。
Corduroy
【語数 707】
くまのコールテンくん
こちらも名作『くまのコールテンくん』の原作。デパートのおもちゃ売り場にいるテディベアが、自分の洋服の取れたボタンを探して真夜中のデパートを冒険するお話。長いので、まずは日本語でも読んであげるのがオススメです。

 

番外編

 

いもとようこさんの英語絵本シリーズ

長女が3歳の頃、日本や世界の名作を読むようになり、いもとようこさんの英語版シリーズ「英語でよもう!はじめてのめいさく」があることを知りました。内容はとても簡略化されていて、長さは幼児にピッタリ。しかも朗読CD付きです。

もともと日本語版で内容を知っているのも、子どもの抵抗がなくて良いですし、名作に触れながら英語にも触れられる。一石二鳥でオススメです。

 

ふくだとしおさんの絵本の英語版

ふくだとしおさんの絵本も英語版がたくさん出版されていて、「うしろにいるのだあれ(Who’s Behind Me?)」など、内容も英語もシンプルなので、0歳からオススメです。CDBGMも良いものが多く、子どもたちは喜んで見てくれました。

 

「えいごであそぼ」CD付き絵本

以前Eテレでやっていた番組「えいごであそぼ」の絵本も、CD付きでとても簡単な英語で書かれているのでオススメです。仕掛けもあったり、最後には英語のクイズもあったりで、楽しく勉強ができます。

 

おわりに

対象年齢は決まったものではなく、語数や内容から私が勝手に判断したものですので、あくまでも参考程度にしていただき、お子さんの興味に合うものを探したり、その時期に応じた読み方を試してみてください。

できればCDで音声を聞かせてあげたいですが、お金の問題があります。我が家はYouTubeをかなり活用したので、1歳過ぎあたりから子どもたちはスマホやYouTubeに興味を持ってしまいました。なるべくテレビ画面につなぐようにしたり、目は絵本を見ながら音だけこっそり流すなど、スマホの画面を直接見ないようにする工夫が必要です。

こんな我が家の娘たちですが、読み聞かせが順調だったわけではなく、いきなり英語の絵本を読んでも最初は興味を示さないことがほとんどでした。ところが、なるべく親が楽しそうに、分かりやすく日本語訳(簡単な解説)を挟んであげると、たちまちその本に興味を持ってくれることが多々ありました。

英語絵本の読み聞かせを続け、「分かる単語が増えて英語が楽しく感じられる段階」に入ると、「英語で読んで!」と娘たちの方から言うようになったり、「早く英語がしゃべれるようになりたい!」と、進んで他の英語教材もやるようになったりと、相乗効果が生まれました。あきらめずにインプットを続け、こういう反応が返ってくる瞬間は本当に嬉しいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんが良い絵本に出会えますように。

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