こんにちは。7歳、5歳、3歳の娘たちに、日中英トライリンガル子育てをゆるーく実践中のelly (@ellyeblog) です。
大学で言語学を専攻し、英日・中日翻訳の仕事をしています。自分が語学で苦労した分、「子どもの言語習得」にとても興味があります。
我が家が「ゆるく語学を実践中」と言う理由は、とりあえずインプット中心だから。それでも0歳からDVDのかけ流しや絵本の読み聞かせを続けてきたおかげで、娘たちの「語学耳」は確実に育っています。
私が聴き取れない(簡単な)単語が聴き取れたり、聴いた音をそのままコピーできたり…。
今回は、そんな我が家が取り入れていてオススメのアニメ『ペッパピッグ(Peppa Pig)』の紹介です。
幼児期の外国語インプットがおすすめの理由
子どもに外国語を身につけさせたい!と思ったとき、最も簡単で効果的なのが、CDやDVDのかけ流しや絵本の読み聞かせです。
「かけ流すだけで、自然に子どもが外国語を話すようになる」わけでは決してありませんが、幼児期の「耳の黄金期」は絶対に逃してはいけないと個人的に思っています。
よく「日本人ならまずは日本語をしっかり身につけさせるべき」など、外国語の早期教育には賛否両論ありますが、
- 外国語を聴き取りやすい耳を育てる「黄金期」は0~3歳。
- 外国語を母語と同じように習得できる「臨界期」は10~12歳。
ということを、大学の言語学の授業やいろいろな文献やサイトで学び、かけ流しや読み聞かせでインプットをすることはメリットしかないと確信したのです。
そしてせっかくかけ流すなら、子どもも大人も楽しめるものがいい!英語も中国語も同時にやりたい!
と探して出会ったのが、アニメ『ペッパピッグ(Peppa Pig)』です。
ペッパピッグとは
イギリスの国民的アニメ『Peppa Pig』
『ペッパピッグ(Peppa Pig)』は、イギリスの子ども向けテレビアニメで、2004年の放送開始以来、世界180の地区で放送されている人気番組。
イギリスではテーマパークがあるほど人気で、日本でも最近グッズを見かけますよね。
こぶたの女の子ペッパピッグ、弟のジョージピッグ、ママのマミーピッグ、パパのダディーピッグの4人家族の日常を描いた作品で、家族愛あり、友情あり、笑いありのストーリー。大人が見ても楽しめます。
ペッパ(Peppa / 佩奇):おてんばな4歳の女の子。水たまりで飛び跳ねるのが大好き。
ジョージ(George / 乔治):1歳のペッパの弟。恐竜のおもちゃがお気に入り。
マミーピッグ(Mummy Pig / 猪妈妈):しっかり者でやさしいお母さん。
ダディピッグ(Daddy Pig / 猪爸爸):陽気でお茶目なお父さん。
日本では2017年からテレビ東京系『きんだーてれび』内で「ペッパピッグ@きんてれ」として放送が開始され、2021年7月からは、同じくテレビ東京系の『イニミニマニモ』(毎週土曜、朝7時~)の冒頭で2話ずつ放送されています。
(※ディズニープラスは2021年11月から配信停止になりました。)
中国語吹き替え版は『小猪佩奇』
中国では『小猪佩奇(xiǎo zhū pèi qí)』というタイトルで、CCTVのキッズ番組で放送。これまでの国産人気アニメ『喜羊羊与灰太狼』『熊出没』に比べ、『小猪佩奇』は子どもへの悪影響がないということで、中国の親たちから受け入れらて人気が出たそうです。
ペッパの名前は中国語では「佩奇=ペイチー」と呼ばれています。
ペッパピッグで語学を学ぶメリット
ペッパピッグが子どもの語学に最適!と思う理由がいくつかあります。
- 公式の無料チャンネルがある。
- CD付き絵本やDVDもある。
- 家族の日常会話がほとんど。
- ストーリーが面白くて子どもが飽きない。
- 1話が短いので集中力が続く。
- 日本語、英語、中国語など多言語で聞き比べられる。
- イギリスの文化に触れられる。
公式のYouTubeチャンネルがあるのがまず安心です。大量のエピソードがすべて無料で見れてしまうのは、親としてはありがたい!
CD付き絵本やDVDなどもネットでたくさん販売されているので、一緒に活用すれば相乗効果が期待できます。
そして話されている内容は家族の日常会話がほとんどなので、すぐに使える表現が身につきます。実はこれ、語学の効率や定着という観点からもとっても大事なこと。
あと個人的には、アメリカ英語とは違うイギリス英語の響きも好きですし、イギリスのちょっとした文化が一緒に学べてしまうところも気に入っています。
ペッパピッグの活用方法
ペッパピッグの動画
ペッパピッグの各言語のYouTube公式サイトがこちら。
- ペッパピッグ 公式サイト(日本語)
- Peppa Pig 公式サイト(英語)
- 小猪佩奇 公式サイト(中国語)
我が家では、『イニミニマニモ』を毎週録画して観ている他、これらYouTubeの各言語のチャンネルを「You Tube Kids」に登録しておいて、子どもたちに自由に見させています。
また数は少ないですが、「VoiceTube」にもペッパピッグの英語版動画があり、英日のスクリプト付きで見られます。
YouTubeに抵抗がある方は、英語と日本語の切り替え可能なDVDがおすすめ。
英語のみのお得なボックスセットもあります。
ペッパピッグの絵本
ペッパピッグの絵本はたくさん出ているので、お気に入りのエピソードがきっと見つかるはず。
サウンド付きの絵本もあります。
こちらは薄い絵本の10冊セット。単語数が少ないので初心者にオススメ。
Amazonには中国語版の絵本もたくさんあります。
▼5冊セット▼
▼10冊セット▼
まとめ
いかがでしたか。
かけ流しを始めた最初の頃は、効果が目に見えて分かるわけでないので、親のモチベーションを維持するのが大変かもしれません。でも3年くらい続けてみると、かけ流しの効果がきっと感じられてくると思います。
よく語学習得には「2000時間」のインプットが必要と言われます。つまり、
1日1時間で、約5年半
1日2時間で、約3年
これならイメージしやすくて、できそうですよね。
「小さい頃から外国語を勉強させられてかわいそう」などとは決して思わず(そもそも「勉強」とは思わせないのがポイント)、とにかく今大量にインプットさせておけば、きっとのちのち子どもの言語学習がスムーズに始められはず!
皆さんのおうち英語、おうち中国語の参考になれば幸いです。
↓(参考)こちらもオススメなのでYouTubeでチェックしてみて下さい。
しまじろう(巧虎)
→ペッパピッグと同じやさしめレベルでおすすめ。
ちびまる子ちゃん(櫻桃小丸子)
→台湾中国語(繁体字字幕あり)が学べる。ペッパピッグよりもレベル高め。
おさるのジョージ(好奇的乔治)
→ペッパピッグよりもレベル高め。