こんにちは。三姉妹を子育て中のelly(@ellyeblog)です。
うちの娘たちは年少から「幼児ポピー」を受講し、家庭学習の習慣が身についたことを以前記事に書きました。
ポピーはわりと簡単な教材で、見た目もカラフルで楽しいので、そのおかげで子どもが勉強嫌いになることなく、年少から毎日ワークに取り組む習慣が身につきました。
長女が年長になるに当たり、お手頃なポピーは継続することにしましたが、娘も私もポピーの学習内容だけでは物足りなくなってしまったので、年長の4月からZ会の年長講座も同時に受講しました。

✔ ポピーとZ会の年長講座って、どれぐらい違うの?
✔ それぞれのメリットやデメリットは?
そんな疑問を抱えている方に向けて、ポピーとZ会の年長講座を1年間併用してみた感想をまとめてみます。
それぞれに合う人・合わない人がいると思うので、教材選びの参考にしていただけたら幸いです。
比較①:難易度の違い
「ポピーは簡単で、Z会は難しめ」
そんなイメージを持っている方が多いと思いますが、実際に受講した感想はそのイメージ通り。
それぞれの教材のコンセプトがそもそも違って、
♥ポピー
毎日無理なく続けられる、ちょうど良いボリューム。楽しくてシンプルな教材で、学ぶことが好きになる。
♥Z会
「考える」経験を積み、主体的に学びに向かう姿勢「あと伸び力」を育む教材。
という感じ。
どちらも将来のための大事な土台作りを目指した教材ですが、ポピーはまずは楽しく学習習慣を身につけたい人向け、Z会は学習習慣を身につけた上でさらに考える力を伸ばしていきたい人向け、と言えるかもしれません。

うちの娘も年少・年中のポピーがあったからこそ、Z会の年長講座がスムーズに始められたと思います。
比較②:受講料の違い
ポピーとZ会の月謝は以下のとおりです(2025年3月更新)。
▼1か月あたり:毎月払い(税込み)
ポピー | Z会 | |
年少 | 1,500円 | 3,500円 |
年中 | 1,500円 | 3,980円 |
年長 | 1,500円 | 3,980円 |
小1 | 3,300円 | 5,600円~ |
▼1か月あたり:年一括払い(税込み)
ポピー | Z会 | |
年少 | 1,425円 | 2,975円 |
年中 | 1,425円 | 3,383円 |
年長 | 1,425円 | 3,383円 |
小1 | 2,980円 | 4,760円~ |
ポピーは幼児教材の中でも圧倒的に安いのが有名ですが、こうして比べてみると、幼児コースの月謝はZ会の半額以下。
Z会では年少から毎月の添削指導があるため、このような価格差になるのもある意味納得です。
やはりまず手軽に始めるならポピー、よりしっかり取り組みたいならZ会という感じですね。
比較③:ワークの違い
ポピーで届く教材
- 「わぁくん」「ドリるん」
- 付録(年数回)
- デジタル教材
- 保護者向け冊子
ポピーのメイン教材は「わぁくん」と「ドリるん」の2冊。これに年数回、付録(文字シートや、親子で取り組めるカードゲーム、すごろくなど)が付きます。
年中「あかどり」よりも冊子が大きくなり、A4サイズになっています。
思考力めばえ わぁくん
オールカラーの34ページ、シール付き。「特集」「ちえあそび」「言葉あそび」「運動あそび」「お話(絵本)」「入学準備」の6つのコーナーがあり、「思考力」を中心とした総合的な力、体や生活面での成長を促す内容。
「運動あそび」では、「なわとび」「とびばこ」「そくてん」「さかあがり」などができるようになるための、親子で取り組む様々なあそびが紹介されていて参考になります。
もじ・かず・ことば ドリるん
オールカラーの42ページ、シール付き。シール貼りや書き込みで「もじ・かず・ことば」の基礎学習ができます。
1〜3月号は「入学準備特別号」になりますが、それでもイラストが多くてかなり簡単な内容です。
デジタル教材 まなびのトビラ
「学習アプリ」「お話読み聞かせ音声」「運動あそび動画」「英語アニメーション」「プログラミング的思考アプリ」「ダウンロードプリント」などがあり、ゲーム感覚で学習できます。
Z会で届く教材
- かんがえるちからワーク
- ぺあぜっと(体験教材)
- 付録(年4回)
- デジタル教材
- 保護者向け冊子
Z会のメイン教材は「かんがえるちからワーク」と体験教材の「ぺあぜっと」。これに年4回、付録(文字シートや、親子で取り組めるカードゲームなど)が付きます。
かんがえるちからワーク
ポピーほど絵や遊びの要素は少ないですが、オールカラーの48ページ、シール付き。小学校入学に向けて、ことばや数、時計などの基礎をしっかり身につけられる内容です。
*2025年からはリニューアルされて、「かんがえるちからワーク」に関連した問題が出題される提出課題が追加されたようです。提出すると担当の先生が講評を記入して返送してくれます。
ぺあぜっと
オールカラーで、1か月で親子で取り組む課題が10項目ほど載っています。
さらに「ぺあぜっとシート」という提出課題があり、「ぺあぜっと」の中から好きなテーマを選んで、感想などを絵と文で書いて提出すると、担当の先生が講評を記入して返送してくれます。

初めての4月号では、「たけのこきんぴら」を長女と一緒に作った内容で提出しました。
こうした「実体験」が子育てでは一番大事だと頭では分かっていても、つい面倒に思ってしまう私なので、こういうきっかけやヒントが毎月得られるのは(大変だけど)いいことです。
デジタル教材
多角的に思考力を養う「かんがえるトレイン」や、英語の音に楽しくふれる「おとでたのしむ えいごパーク」があります。
ちなみに、年中の1月にZ会の年長講座に申し込んだ後、4月のスタートまでに以下のようなスタートセットが届きました。
「時計」はポピーの年長講座にも付録としてついてくるので差はないですが、早期申込み特典の「かたちパズル」や、入会プレゼントの「ステンドうちわ」など、子どもの気分を高めてくれる充実した内容。
▼特にパズルは長女と次女に好評で、喜んで取り組んでいました。
実際に取り組んだ感想:年長講座ならZ会に軍配
長女の場合、ポピーはやる気スイッチが入れば1~2日でワーク1冊を終わらせてしまうこともありましたが、Z会のワークは毎日2~4ページ取り組んで、1か月の分量としてちょうどいい感じ。「ぺあぜっと」も合わせると、数日で終わらせるのは到底無理なボリュームでした。
ワークの内容も、ポピーよりも文章題や考えさせる問題が多かったりで、ちょうど良い手ごたえがありました。
▼Z会の「かんがえるちからワーク」の例。
ポピーとは違ったアプローチの問題が多く、今まで意識しなかった長女の苦手分野が分かるきっかけにもなりました。答えが1つではない問題や、理科の分野の問題が、長女には難しい&新鮮だったようです。

「こんなにむずかしい問題が解けたの~?」と大げさにほめたりすると、子どもの自信がどんどんついていく感じがしましたよ。
これほどポピーとは難易度の違うワークを、1か月、半年、1年やるかやらないかでは、子どもの成長に相当違いが出てくると思うので、我が家はZ会をやって良かったと思いました。
ポピーのメリット&デメリットのまとめ
ポピーのメリット
ポピーのデメリット
Z会のメリット&デメリットのまとめ
Z会のメリット
Z会のデメリット
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まとめ
改めて、幼児ポピーとZ会の幼児コースには、かなりの違いがあることが分かります。
それぞれに良さがあり、内容も異なるので、我が家は両方受講して良かったと思っています。
うちのように、まずはポピーで机に向かう習慣を身につけ、子どもが「もっとやりたい!」となった場合に、Z会のような他社の教材を検討するのもひとつの方法です。
少しでもお子さんの教材選びの参考になれば幸いです。
なお我が家はZ会の論理問題が気に入り、小学生になってからは、Z会の「思考力ひろがるワーク」に取り組んでいます。