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【英語でキャリアアップ】30代40代での転職、MBA留学の価値とは?

仕事

※この記事は、当サイト管理人の夫が書いています。

こんにちは、2回の転職で年収アップを実現させたSです。

 

転職しようか悩んでいる。

MBA留学するメリットはある?

そんな疑問を抱えた方に向けた記事です。

 

筆者プロフィール
1974年、山陰生まれ。東京の国立大学法学部卒。
24歳 公務員浪人を経て某省庁に入庁。
31歳 公務員を辞め、エンタメ系一般企業に転職(36歳で結婚)
37歳 入社6年目に1年休職し、アメリカの大学へMBA留学
43歳 復職5年で再転職。今に至る(2022年現在47歳)

 

今や転職は当たり前の時代。2人に1人が転職を経験し、さらに1人の人が複数回転職するようになるとも言われています。

僕自身は、公務員(7年)→民間企業(11年)→MBA留学(1年)→別の民間企業(4年目)という経歴。

公務員浪人をしてまで公務員になったのに、まったく違う業界に転職したり、社会人になってから英語を勉強し始めてMBA留学したりなど、自分でもかなり変わった経歴だと思っています。

今回は、そんな僕の経験が何か参考になればと思い、キャリアアップのための転職や留学の価値について書いていきます。

結論

  • 転職で年収アップは可能!
  • MBA留学の投資額は後から回収できる!

 

公務員になろうと思った理由

公務員を目指す人にはよくある理由ですが、単純に「私欲を捨て、国ために働くのはカッコいい」と思ったから。

僕が大学を卒業したのは1999年ですが、当時は特に国家公務員の不正が表沙汰になった頃で、公務員志望者は正義感あふれる人が多かったです。

…というのもあながち嘘ではありませんが、当時世間では「キャリア官僚=エリート」という認識があり、自分もそう思われたかった、というのが正直なところ。

今振り返ると浅はかだったと思いますが、城山三郎著「官僚たちの夏」の登場人物に自分を重ねてモチベーションを上げていたことも思い出されます。

 

公務員を辞めた理由

公務員を辞めた理由は3つ。

  1. 民間企業(エンタメ業界)の人と関わる部署にいたとき、出会う人たちがとにかく仕事を楽しそうにしていた。
  2. (当時)小泉首相の下、政治主導が強化され、霞が関の役割が縮小する流れが始まり、今後のキャリアに不安を感じた。
  3. 私的ながら、映画などのエンターテインメントがとにかく好きだった。

 

人から評価されるために公務員として就職してしまった自分でしたが、業務内容(行政・政治)自体が寝ても覚めても好きかというとそうではなく、好きなことを仕事にしている人たちの生き方がとても新鮮に映りました。

 

最初の転職活動について

苦労したこと

今までとはまったく異なる業界への転職だったのがやはり苦労した点。

とにかく行動力あるのみ!で、1年間、エンタメ業界のセミナーなどに通い続け、各社に勝手に履歴書を送りました。

しかし30歳過ぎの公務員にはどこの会社も見向きもしてくれず…。

そんな中、ある会社がインターネット配信事業の立ち上げのために人材を募集していることをリクナビNEXTで知り、そこに運よく滑り込めたという次第。公務員時代にネット関係の実証実験事業をやっており、ネット配信における基本的な知見があったことが役に立ちました。

自分がやってきたことの分野で何とか接点を見つけることができたので、何が役に立つかは分かりません。やはり大事なのは諦めないことと、その業界への熱意でしょうか。

 

転職した感想1(中途採用のメリット&デメリット)

中途採用と一言で言っても、同業種でキャリアを更に積み重ねるのと、他業種に飛び込むのではかなりの違いがあります。

前者であれば前職の経験が活かせ、メリットは大きくデメリットは小さいわけですが、異業種への転職はやはりそれまでの経験が活かしにくく、大きなビハインドを背負うことになります。

ただ僕のケースの場合、ネット配信に携わっていた経験が逆に武器になり、それが大きな差別化要因=メリットとなりました。

 

MBA留学を決めた理由

転職して5年経った頃、キャリアは順調だったものの、国内事業が縮小傾向にあるのを見て「この会社は将来どうなるんだろう」と不安になりました。

そこで一度海外に出てみて、グローバルな観点から再度自社の戦略を考えてみたいと思いました。そこで考えたのがMBA留学です。

MBA(Master of Business Administration=経営学修士)は日本でも取得することができますが、一流のMBA校はすべて海外。僕の場合は単純に海外MBAへの憧れもありました。

今振り返れば、どれだけそれが浅はかな理由でも、自分の内なる声がそういうのであれば、それに従うことが一番幸せになれると思っています。

 

MBA留学への道のり

MBA留学を決めたものの、準備は本当に大変で、僕の場合は2年かかりました。

海外MBAの入学には、英語力、基礎学力、そして自分の独自性をアピールするエッセイとインタビューが課されます。

一番苦労したのがTOEFLのスコアメイク。欧米のMBAトップ校ではTOEFL100点以上が合格最低ラインと言われていますが、当時の僕の英語力は受験英語レベルで、とにかくリスニングが苦手。

TOEFL対策の予備校に通い、参考書も数知れず購入しましたが、やはりリスニングが足を引っ張り、最終的に受験回数37回という予備校ワースト記録を塗り替えました。

ただそれでもめげなかった自分は偉かったと今でも褒めたいと思っています。

最終的にリスニングが向上したのは、留学先の学校へアプライする過程上、現地に電話をしたり、キャンパスビジット(学校訪問・授業体験)をしたりする極度の環境の中でした。「習うより慣れろ」ということです。

また、エッセイや面接対策には個人の留学コンサルタントを雇いました。これもとにかくお金がかかりますが、後で回収するための投資と思い、ここはケチらないがことが重要です。

 

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MBA留学した感想

何とか留学できたものの、英語は依然として苦手で、最初のうちは教授が話す内容の3割も聞き取れず、グループワークも蚊帳の外という状況。

また僕の場合は完全な社費留学ではなく、会社には一部を負担してもらい、1,300万円を自己負担したので、ただで帰国するわけにもいかず、とにかく必死に頑張りました。

一番キツかったのは課外での飲み会・食事での会話なのですが、これも昼夜問わず参加しまくりました。そうしている間に、徐々に慣れていったというところでしょうか。

そして振り返ると、こうしたクラスメートとの出会いとつながりが一生の財産になっており、そこにMBA留学の価値があると実感しています。

 

留学後の働き方の変化

留学は確かにお金も時間もかかりますが、単純に海外部門には異動がしやすくなります。また英語も話せるようになったため、海外に実際に行き、海外企業と仕事をする機会も増えました。これは留学前の純ドメスティックな仕事生活と比較すると一変しました。

現在、どの企業も海外事業の拡大を目指し、(少なくともエンタメ市場では)実際に海外市場は伸びているので、その意味で将来の希望がある業務に就けたと思います。

 

再び転職しようと思った理由

2度目の転職の動機としては、前職で扱っていた商材が海外では弱く、もう少しビジネスの桁を上げたいと思ったからです。

そう思ってから、リクルートエージェントなど複数の会社に登録し、10社以上は面接したと思います。

1回目の転職とは違い、同業種で、自分のこれまでのキャリアも活かせたという点では、2回目の方がスムーズでした。

ただ一点、当時40歳を過ぎていたので、当然ながら求職案件数自体が少なく(特にエンタメ業界に絞っていたので)、結局1年以上かかってようやく希望の会社が見つかりました。

 

転職した感想2

2回目の転職は、大まかに言えば同業種内での転職でした。その点ではギャップは小さいものの、前の会社内での地位は一旦ゼロに戻るわけです。

そうなると、新しい会社でいきなり高いポジションには付けず、自分より年齢の低い上司の下で働くことも多々あります(特に日系企業ではそう)。この感覚は30代の時の自分にはなかったのですが、40歳になると流石に自分のポジションも気になるようになりました。

現在、3社目の会社で5年目に入ったところですが、3年目を過ぎた頃から会社内でも自分の認知度が広まり、仕事もやりやすくなってきたと感じています。

ただ、企業の中で何年働いたかがポジションにも反映される傾向がまだ強く、その逆境を覆すため、周囲の人よりも倍の仕事量・スピードでこなそうと、振り返る余裕はまだありません。

 

さいごに

僕の1つの経験がどれだけ皆さんに役に立つのか分かりませんが、最後に判断に迷ったとき、自分を前に進ませたのは、「やらずに悔やむより、やって悔やむ」ことでしょうか。

僕の祖父は、戦争のせいで自分の就きたかった仕事(教師)に就けなかったことを晩年いつも後悔していました。その背中が自分の中でも“根っこ”として残っており、祖父のようにはなるまい、と思っています。

 

今現在、転職や留学のことで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

おすすめの転職エージェント

僕が活用していたおすすめの転職エージェントを以下に紹介します。どこも求人情報が非常に多く、経歴や希望条件を登録しておくことで企業側からスカウトが来ることもあり、転職の可能性が広がると思います。

どこも登録は無料なので、複数のエージェントやサービスを併用することをお勧めします。

リクナビNEXT
リクルートエージェント
ビズリーチ

ハイクラス転職
リクルートダイレクトスカウト

外資系に強い
TEKSystems
Wahl+Case(ウォールアンドケース)

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